ファシリティマネジメントの資格は、日本では、
- 公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)
- 一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)
- 公益社団法人ロングライフビル推進協会(BELCA)
の3団体が協力して実施する「認定ファシリティマネジャー(CFMJ)資格試験」に合格し、登録することにより与えられる
- 「認定ファシリティマネジャー(CFMJ)」資格があります。
「認定ファシリティマネジャー(CFMJ)資格試験」は年1回、CBT試験で開催されます。
CBT試験(Computer Based Testing)とは、インターネット上からテストセンターを予約し、テストセンターのパソコンを使用して受験する試験です。
世界で最も普及している、アメリカの国際ファシリティマネジメント協会(IFMA)の認定資格には、次の3つがあります。
- Facility Management Professional (FMP) ファシリティマネジメント プロフェッショナル(FMP)
- Sustainability Facility Professional (SFP) サステナビリティ ファシリティ プロフェッショナル(SFP)
- Certified Facility Manager (CFM) 認定ファシリティマネジャー(CFM)
FMPはIFMAの教材を終了して4科目の試験に合格すると与えられるFM業界のエントリー資格です。
SFPはサステナビリティ(持続可能性)に特化した資格です。
CFMはFM業界経験プラス11科目の試験に合格すると与えられる最上位資格の位置づけです。
CFMは過去には日本のCFMJと相互認証制度(どちらかの資格を取得すればもう一方の資格も認証される)がありましたが、CFMの試験制度見直しにより、残念ながら現在はなくなっています。
また、日本にはありませんが、欧米にはFMの学位(学士・修士)を授与する大学があります。